「最期の時間に、心を込めて寄り添う」この言葉は、私が納棺師として歩んできた人生を表しています。 当初は綺麗に整えることが目的だと思っていましたが、ご家族の涙や言葉に触れる中で、納棺は故人様の人生に敬意を払い、ご家族の心を整える儀式だと気づきました。
納棺の所作一つひとつには意味があります。手の動きや衣装の整え方は、故人様への敬意とご家族への配慮の表れです。 技術指導では「技術は磨けるが、心は育てるものだ」と伝えています。 「穏やかな顔になった」「その人らしい旅立ちだった」とのお言葉が、何よりの報酬です。
納棺師は、命の終わりに静かに寄り添う仕事です。これからも責任と誇りを胸に、一件一件、心を込めて向き合ってまいります。



